コスタリカ
COE に行ってきました。
5月13日〜23日旅程でのコスタリカの品評会に、審査員として参加してきました。
審査はIncaeというビジネスクール (大学キャンパス) を会場に行われ、審査員は敷地内のコテージで寝泊まりして、会場に通うという合宿のような感じでした。
しかしそのコテージが、クーラー無しの赤アリとノミ付きという場所で(笑)。
毎日ベットに入るとシーツの生乾きのニオイがして、朝起きると必ず何カ所かノミに食われてました。
部屋ではインターネットが繋がらず、ベッドに早めに入るんですが時差の影響でか6日間よく眠れませんでした。睡眠誘発剤も飲んだのですがダメ、毎日3時間程度しか眠れずに『僕ってけっこう繊細かも……』などと異国で新しい自分を発見していました。
さて!肝心のカップオブエクセレンスですが、審査の対象はその年収穫された豆で、農家がサンプルとして提出されます。
国によって違うそうですが200〜600のサンプルが集まり、明らかな欠陥のある物を予備審査で落とした上でロットナンバーが与えられ、監視官の元で保管管理されます。
その後に開催国の審査団によって84点以上のロットが選出されていきます。
今回のCOEコスタリカでは、この国内審査を勝ち抜いた46ロットが、各国から招聘されたカッパーによって審査されました。
岩井が参加したのは、この審査からです。
聞いた話ですが、通常他国の品評会では明らかな欠点 (悪い味) が出てしまい、失格になるロットが数点はあるらしいのですが、今回コスタリカの国内審査を突破したロットからはデフェクト
(欠点) のある物は1つも出ませんでした。
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これは結構すごいことです。 審査は46ロットを2日の一次審査で32ロットに絞り、3日目の二次審査で上位11ロットを選出。 翌4日目のファイナルラウンドで最終順位を決定しました。

栄えある1位は『Cerro Paldo』という農園の豆でした。
すばらしく明るく、広がりのある酸のキャラクターとフローラル、チェリーなどの風味が『ボワッ!』っと花開いた感じのスーパーコーヒーでした!
ファイナルラウンドの審査員平均点が90点以上の豆は『フレジデンシャルアウォード』の称号と名誉を与えられます。
今回のプレジデンシャルアウォードは4ロット!COE初開催と言うこともあり、コスタリカのインターネットオークションはきっと盛り上がる (激戦?) と思われます!
その他の入賞したロットにも本当に素晴らしいコーヒーがありました。
優れたコスタリカコーヒーには、明るくはっきりとした酸のキャラクターやサトウキビのような甘さ、厚みのあるマウスフィール (量感) また、シトラスやマンゴー、ブラックベリー、トロピカルフルーツのフレイバーなど様々な風味に出会うことができました。
そうそう、昨年ご紹介した『シンリミテス』のロットが見事13位入賞しました!
表彰式の後で農園主と奥さんと一緒に食事をしましたが、本当に嬉しそうでしたよ!
このコーヒー達がオークションにかけられるのは6月21日!な、なんと今月です!
興味のある方は『カップオブエクセレンス』のサイトをご覧下さい♪
http://www.cupofexcellence.org/
品評会終了後はファームツアーに参加してきました。
既に収穫期は終わっており、所々で花が咲いたり、緑色の果実が付いていました。
見学した1つの農園が、科学的な農薬や肥料を一切使わないオーガニクスな農法を実践していまして、 枯れ木や枝を使って表土の流出を防ぎ、微生物を育てたり特殊なアルコールのニオイで害虫を捕らえるトラップを使ったり、
他の樹木を栽培し暴風林にしたり、日よけに使ったり、鳥や小動物を生息させることで害虫の発生を防いだりと言ったことを実践していて、 さながら林の中にコーヒーの畑がある感じでした。
中米の小中規模農家を訪れるたびに思うのですが、ほんと急斜面にコーヒーの木が植えられていて、ただ登るだけでも大変なのに、 収穫しさらにチェリーを運ぶんだと思うと、ピッカー (収穫作業者) は大変だなぁと、正直、頭が下がります。 現在コスタリカは農家が数家集まって、より良い製品を作る為の小規模精製作業所 (マイクロミル) を立ち上げているようです。 中米の中ではダントツの識字率 98% を誇るコスタリカの作業従事者は、新しい作業への順応力も高く、 実際コスタリカの品質はこれからもグングン伸びると思われます。
COEは生産者との架け橋だと思います。僕たちも含めた各国のロースターがマイクロミルとの関係構築の為にもオークションで奮闘するのではないでしょうか!いろんな意味で楽しみです!